蕎麦屋さんに行くと、良く「手打ちそば」と書いてあるが、本当に美味しい「手打ちそば」
が食べられる可能性は少ない。
「そば粉が半分以下、機械製麺、ビニール袋入りのゆで麺」を温めるだけの店でも堂々
と「手打ちそば」と掲げている現状があります。
「温泉の定義」と同じで、世の中に「正しくない使われ方の代表例」となっている。
そばは「挽きたて」「打ちたて」「ゆでたて」の「3たて」が美味しいといわれています。
私も、二八蕎麦(そば粉8割・小麦粉2割)でしたら、何とか作れるようになりましたが、
十割蕎麦は作るのが難しいです。
ところが、十割蕎麦を機械で作ってしまう製麺機があったのです。
十割そば製麺機
http://www.10soba.com/
http://www.10soba.com/sugoi.html
この場合、「十割そば」とは書いてあっても、「機械打ち」ですから「手打ちそば」とは
掲示されていません。
既に、そば専門店から、一般飲食店・居酒屋、ホテル、ゴルフ場・スキー場・スーパー
銭湯のレストランまで、この機械が普及されているようなので、本物志向の方はお気を
付けて。
なお、「機械打ち」だから味か駄目かというと、小麦粉たっぷりの蕎麦屋よりは美味し
かったりしますので、ご自分で味わって比較してください。
この近所では、東松山市の日帰り温泉「蔵の湯」に導入されています。
http://www.honjonet.net/spa/kura20040918/
夏には更科粉だったが、更科粉だと温かいツユに入れるとすぐに溶けてしまうので、
田舎粉ですこし黒っぽい田舎そばにしているそうです。
そう言えば、いくつかの施設で「十割そば」と書かれた施設がありますね。