今こそ生かせ!保己一パワー

 楽しく元気な「ほきいち祭」を!!

   ほきいち祭実行委員会 会長 竹並万吉

   令和6年5月5日「第2回ほきいち祭」

 塙保己一先生は、盲目の国学者と言われています。盲目というハンディキャップにも負けずに一生懸命に勉強をしました。
 江戸時代には点字はありませんから、本の内容を知るには誰かに読んでもらう必要がありました。
 そして、江戸幕府が主導する「儒教」だけでは「日本古来の学問」が消えてしまうため、日本の歴史や文学などの和学を研究し講習する教育機関「和学講談所」を設立しました。
 当時は図書館が無く和歌などの貴重な資料はなかなか入手できなかったため、方々に秘蔵された書籍を世の中に広めるため、41年間苦労して「群書類従」を刊行しました。
 その業績は「世のため」であると同時に、後世まで役に立つ「後のため」でもありました。

 埼玉県の三偉人とは言われていますが、渋沢栄一ブームの中で、塙保己一先生の顕彰を行い、世の中にその偉大さを広めるためには様々な啓発事業が必要です。「ほきいち祭」は、大人から子どもまで、幅広い人々に塙保己一先生のことを知ってもらうために、楽しくいイベントにしようと企画しました。また、足の弱い方のためにマイクロバスも用意します。

 ほきいち祭が、今年は2年目です。「石の上にも三年」と言う諺がありますが、3年続くとその後は長続きすると言われております。
 しかし、その3年目をしっかりと迎えるためには、何としても2年目が重要です。
 ところが、その大事な2年目に申し訳無い事に体調を崩し、会長としての責任を果たすことができず悩んでおりましたが、幸いな事に事務局を中心に実行委員会の委員や関係者が一丸となって取り組んでいただいたお陰で、本日を迎える事ができました。心から感謝しております。

  今年の「ほきいち祭」が昨年以上に楽しく元気なお祭りとなります様、皆様のご協力を心からお願い申し上げます。